
こんにちは、大友製作所です。
今回は、ジッパーチューブ作業の効率改善に取り組んだ事例をご紹介します。
現場でよくある「重作業の疲労」や「人員不足」の課題を、どのように解決したのか。ぜひ最後までお付き合いください!
重作業がネックに…ジッパーチューブ作業の課題
ジッパーチューブは、配線やケーブルの保護に便利な製品ですが、長尺のジッパーを扱う作業になると重量が増し、どうしても低い姿勢での作業が多くなります。そのため、疲労が蓄積しやすく、作業者の定着が難しいという課題がありました。加えて、生産台数が増える中、部品の支給が追いつかないという問題も。納期を守る必要がある製造業にとって、避けて通れない悩みです。
フィリピン工場の力を活用!若く体力のある人材で効率アップ
解決のため、当社の海外工場であるフィリピン工場から受け入れている外国人実習生に作業を任せることにしました。フィリピン工場では手作業や半田付けに熟練した作業者が多く在籍しており、ジッパーチューブのような細かな作業にも適任です。若い体力のある実習生を現場に投入することで、作業の効率化を図りました。
言葉の壁もクリア!翻訳ツールを活用した教育方法
では、外国人実習生へどうやって作業を教えるのか?
作業現場では言葉の壁という課題がありました。そのため、これまでジッパーを扱う作業は日本人が担当していました。
でも「Google翻訳を使ってみては」というスタッフの声で解決。現場では「英語はできないから…」と思っていたのですが、作業指示書をGoogle翻訳で英語化し、指導時にもスマホを使ってリアルタイムに翻訳することで、スムーズに教育を行うことができました。結果としてかかった工数は、通常の日本人作業者とほぼ同じでした。
作業時間40%短縮、作業能力65%向上!
こうした取り組みの結果…
作業時間:40%短縮
作業能力:65%向上
人件費を抑えつつ大幅な改善を実現しました。この効率化により、納期遅れのリスクを解消し、安定した供給をお客様に提供できる体制を整えることができたと思います。
まとめ
少子高齢化が進む日本では、労働力不足が大きな課題となっています。当社では、外国人実習生の受け入れをはじめ、作業環境や教育方法を工夫することで、現場の効率化を実現してきました。今回の取り組みもその一例です。
当社では、定期的に当社のフィリピン工場から、細かい作業に熟練した外国人実習生を受け入れる体制を整えており、急なご依頼や増産にもフレキシブルに対応可能です。
本取り組みについて詳しい内容が知りたい、また、その他のご相談がございましたら、ぜひ当社のWEBお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください!皆さまからのご相談をお待ちしております。