協働ロボット導入で梱包作業を自動化!生産効率を25%向上

こんにちは、大友製作所です。
当社では、常に効率的な生産体制の構築を目指し、日々改善活動を行っています。今回は、協働ロボットを活用した梱包作業の自動化により、省人化と作業効率向上を実現した事例をご紹介します。

人手不足と夜間稼働の課題

これまで当社では、射出成形機で製品を成形した後、コンベアに流れた製品を作業員が梱包するという方法で対応していました。しかし、この方法には以下のような課題がありました。

  • 人員確保の難しさ
    特に夜勤シフトの人員確保が難しく、十分な作業者が確保できない場合は、成形機の稼働を止めざるを得ませんでした。
  • 生産効率の低下
    成形機が稼働していても、梱包作業が追いつかないことで生産全体の流れが滞ることがありました。

このような状況を改善するために、協働ロボットを導入し、梱包作業を自動化するプロジェクトを立ち上げました。

協働ロボット導入の課題と解決策

ロボット導入は簡単なことではありません。特に梱包作業においては、製品の形状やサイズの違いに対応する必要があり、いくつかの問題が発生しました。

① 製品を確実に掴むロボットハンドの設計

製品ごとにサイズや形状が異なるため、通常のハンドでは適切に掴めないことがありました。
解決策社内で試作を繰り返し、最適なロボットハンドを自社設計・製作することで、柔軟に対応できる仕組みを構築しました。

② 梱包箱の交換や緩衝材の設置

手作業では簡単な箱の交換や緩衝材の設置も、ロボットでは精度が求められるため、適切な制御が必要でした。
解決策センサーとプログラムを活用し、自動的に箱を交換しながら緩衝材を適切に配置するシステムを開発しました。

導入の成果

こうして試行錯誤を重ねながら、ロボットの動作を最適化し、ついに自動梱包システムを確立しました。その結果、以下のような成果を得ることができました。

作業効率が25%向上
夜間の人員確保の問題を解消
安定した生産体制を確立

特に、夜勤の負担が大幅に軽減されたことで、限られた人員でも安定した生産を継続できるようになったのは大きな成果です。

今後の展望

大友製作所では、ご紹介した協働ロボットをはじめ、今後も最新技術を積極的に取り入れながら、生産効率の向上と品質向上を両立させていきます。

「人手不足の影響で生産効率が下がっている…」「自動化を導入している工場で効率よく生産できないか…」など、お悩みをお持ちのみなさま、ぜひ大友製作所にご相談ください!
当社の技術とノウハウで、最適なソリューションをご提案いたします。

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