こんにちは、大友製作所です。
今回は、射出成型機における作業の省人化のため自社開発した「離型剤自動噴霧器」についてご紹介します。従来の手動作業から自動化へとシフトすることで生産性を飛躍的に向上させた取り組みの一例です。
作業環境の改善と効率化を進めることで、お客様からのご要望にもよりスムーズにお応えできるようになりました。
手動作業の悩みを解決したい!
当社の成形工程では、製品を金型から剥がれやすくするために「離型剤」を使用しています。以前は、毎ショット金型へ離型剤を手動で噴霧する必要があり、専属の作業員が1名必要でした。そのため、急な増産の対応が難しく、成形サイクルタイムの長さが生産効率の向上にとって課題となっていました。
自社開発で現場にピッタリの自動噴霧器を製作
こうした課題に対応するため、既製品の噴霧器を購入する案もありましたが、当社の作業環境には合わない点がありました。そこで、「自分たちで作ったほうが現場に合うんじゃないか?」という声が上がり、社内で部品選定から製作まで全て取り組むことに。自社開発ならではの細かな調整ができ、現場の作業環境にピッタリの自動噴霧器が完成しました。
生産能力30%アップ!お客様の急なご依頼にも柔軟対応
この自動噴霧器を導入したことで、今まで手動で行っていた作業が自動化され、専属の作業員が不要に。省人化だけでなく、成形サイクルも短縮され、結果的に生産能力が30%も向上しました。
これにより、お客様の急なご要望や増産のご依頼にも柔軟に対応できるようになり、より安定した供給体制が整いました。
まとめ
大友製作所では、お客さまに安心して製品をご依頼いただけるよう、作業環境の改善や生産効率の向上に日々取り組んでいます。今回の自動噴霧器の導入も、こうした取り組みの一つです。これからも「お客さまの役に立つものづくり」を目指して挑戦を続けていきます。
本取り組みの詳しい内容や、その他のご質問がございましたら、ぜひお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。